
「2013年6月~7月 会社から休養を命じられる」のつづき。
これまでの人生で、度々病院にはお世話になったが、心療内科なる病院に行ったのは、生まれて初めての経験だった。
職場から休養を指示されたその日、帰宅途中に見かけたクリニックに予約を入れた。
初診の場合、診察に時間がかかるとのことで、1週間ほど先の日程しか予約が取れなかった。
この先しばらくは休みだから、日時などどうでもよかった。時間はいくらでもある。
結局、心療内科の初診は、休養を命じられてから10日程経った、7月の初めとなった。
このころは、余程体調が悪かったようで、休みとなった直後の生活が、どのようなものだったのか、よく覚えていない。
“何かをした”とい記憶がない。ほぼ一日、自宅で横になってすごしていたのだろう。
ただ、はっきり覚えているのは、初めて診療内科を訪れた日のこと。
天気のいい日だった。
午後からの予約だったので、昼過ぎに家を出た。
身体がだるく、何もしたくなかったが、現状をどうにかしたいとは考えていたので、重たいからだを引きずって電車に乗った。
朝の通勤時とは異なり、車内は空いていた。
途中、気分が悪くなることもなく、無事に病院へ到着した。
到着すると、手続き後に数枚の紙を渡された。問診票とでもいうのだろうか、A4用紙2枚の両面にびっしりと質問が印刷されていた。もう1枚は、初診の病院ではよくある、アレルギーや現在服用中の薬、既往歴などを記入するものだった。
特に、難しいこと聞かれている訳ではないが、この時の体調では、じっと文章を読んで考えることも、紙に文字を書くことも苦痛でしかなかった。
書き終えるまでに1時間ほどかかった。途中、病院のスタッフが手伝いにくるほど進まず、問診票のほどんどは、読み上げてもらったうえで口頭で回答し、回答を記入してもらうという状況だった。
やっとの思いで記入が終わると、医師との面談が始まった。胃腸の調子が悪くなり、(普通の)内科に通院していること。職場へ思うように通勤できなくなったこと。不眠、倦怠感 等々。最近の状況を話した。
しばらくすると、記入した問診票の結果が医師のもとに届いた。
回答内容がスコアリングされ、得点(?)が出るものらしく、結果はすこぶる悪かったようだ。
話した内容と、問診票の結果を総合すると、うつの傾向が非常に強いという結果だと、医師より診断された。
職場へ提出する診断書を要求したが、現状ではうつ傾向であるとしか言えず、鬱にも色々あるようで、診断書を出すには、数回通院して様子をみる必要があるとのことであった。
メンタル系の疾病ということもあり、日常生活についていろいろ指示があることを想像していたが、その日医師から言われたことは、「とにかく体を休ませること」だけだった。
動くのが辛ければ、寝ていてもいい。
自分の状況に罪悪感すら持っていたときだったので、なんだか救われた気分になった事を覚えている。
「頑張りすぎたんだね。ゆっくり休みましょう。」
最後に医師にそう言われた。
・・・つづく。
![]() |

0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントはご自由にどうぞ。(文頭に【公開不可】と記入していただければ、コメントは公開しません)