2019年5月21日火曜日

2013年2月~5月 理由のない不安感・焦燥感



2013年1月~2月 食欲不振 不眠 倦怠感」のつづき。

内科で診察をうけ、薬を服用しても、体調が改善する気配はなく、欠勤する日が増えはじめた。

朝目覚めると、決まって胃が痛い。
それでも出勤するために支度を始める。

自宅から最寄り駅まで歩き、そこから電車で1時間。通勤ラッシュの時間帯だから、座ることはまずできない。
電車を降りてから職場までは、徒歩で5~6分で着く。

電車の中で気分が悪くなり途中下車。ベンチでしばらく休憩。
1~2本電車を見送り、気分が落ち着いたら再び乗車。
そして、どうにか職場へ到着。

これを毎日繰り返すようになった。

日を追うごとに、1回だけだった途中下車が2回、3回・・・と増え、ベンチから見送る電車も3本、4本・・・と増えていった。

こうなると、予定通りに職場に到着できなくなり、遅刻することが多くなった。
さらに日が経つと、一度下車したら再度乗車できなくなり、空いている反対方向の電車で、自宅にUターン。
仕事を休むようになった。

2013年4月下旬から、同年5月までの1カ月半ほどの期間で、勤務時間通りに仕事をした日は、1日あるかないかの状態。

こうなると、上司も放っておくわけにもいかないのだろう。
人事部へと通達されることとなる。


職場での待遇に問題は無かった。
別に、ハラスメントを受けるようなことも無かったし、人間関係に悩むことも無かった。

仕事にも責任をもって取り組んでいると自負していたし、現に、人事考課も悪くは無かった。

ただ、忙しすぎたのかもしれない。


ちょうどこのころ、勤めていた職場では、株式上場の計画があり、全社をあげて取り組んでいた。

私が所属する部署(財務経理)でも、今まで以上に正確さが求められ、決算の早期化が至上命題とされていた。

経理作業と言えば、社内のお金にまつわる数字を、会計に反映させるのが業務の基本なのだが、株式上場となると、単なる簿記の延長では済まなくなる。


数字の根拠と正確性を、厳格に問われるのはもとより、そのスピードも問われる。
結果、他部署との調整も多くなり、これまでの業務以外に時間をとられることとなった。

結果、残業が増えた。深夜残業も度々あった。
だが、決して、世間で話題となるようなブラックの状態ではない。月末月初の数日間、月次の数字をかためる期間のみの話だ。

月の中頃は、定時で帰宅する日もあった。


今までなら、多少の激務には耐えられる、気力と体力があったのだろうが、知らず知らずのうちに、無理をしていたのかもしれない。
このころ、その無理がたたり、今まで受け止められていた疲労が、堰を切って体調不良というかたちで、あふれだしたようだ。


休めばよかった。

いま振り返るとそう思う。

休養していれば、体調は好転したかもしれない。

しかし、この時、そんな考えは微塵も無かった。

数日の休暇なら、取ろうと思えば取れただろうが、このころはなぜか、取りつかれたように職場へ行くことに固執していた。



2013年の5月終盤。
不眠が頂点に達し、深夜・早朝にわけもなく不安になって目が覚め、そして、理由の分からない焦燥感に駆られるようになっていた。


・・・つづく

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