
「2013年初め 体調に異変が・・・。」のつづき・・・。
現在の妻(当時はまだ入籍前だが)の姉が、看護師として勤務する病院へ通院することになった。
コネを使って、あらゆる検査の予約を入れた。
胃の痛みに耐えながら、バスと電車で病院へ。
多くの患者さんが、診察の順番を待つ中、顔パスで診察室へ通された。
コネの威力を最大限に活用し、血液・尿検査、腹部エコー検査、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)、CTだかMRIだかの検査etc・・ 徹底的に検査を受けた。
胃に出血の痕跡があるものの、大きな異常はなく、胃薬と整腸剤、急な痛みに襲われたときの頓服を処方された。
朝一番で病院へ行って、午後1時ごろに終わった。
薬は、とりあえず1ヵ月を出してもらい、翌月の診察予約をした。
2013年1月の初旬の事だ。
妻や義姉に散々心配をかけたにもかかわらず、診断結果は異常なし。
大山鳴動して鼠一匹
本来なら喜ぶべきことだか、胃痛や嘔吐の原因が分からないというのは、本人としては不安でしかなかった。
このころはまだ、うつ病といった精神的な病だとは考えも及ばなかったため、年末年始は仕事が忙しく(この年は大晦日と元日しか休めなかった。)疲れがたまったのだろうと、自分自身に言い聞かせて、体調不良の理由として納得しようとしていた。
この日以降、1日3回、処方された薬をのみながら、なんとか仕事へ行くという日々となった。
薬の服用をはじめて数日が経つと、胃痛が治まったように感じることもあった。
さすが、病院処方される薬は、市販薬とは効きが違うな などと考えていたのもつかの間、症状はさらに悪化していくこととなる。
一次的に回復したかに思えた胃痛だが、夜眠れないことがあるほど痛むようになり、眠れたとしても、夜明け前に痛みで目覚めるようになった。
胃が痛いと思っていたのだが、背中にまで痛みを感じるようになった。
胃がわるいと、背中の方まで痛みを感じることがあるらしいが、自分の手が届かない場所の痛みは、耐えるのが辛い。摩ることができないのが辛かったのを覚えている。
2月に通院した際に、胃痛と嘔吐が改善しないこと、不眠のためか、朝から倦怠感と疲労感に襲われることを申告した。
今思えば、極度の倦怠感と疲労感は、うつの症状を呈しているのだが、本人はお腹をこわしたとしか思っていなかった。
倦怠感と疲労感のほかに、理由の分からない不安感で目覚める事もあった。
この時すでに、妻と義姉、担当医の間では、メンタルクリニックを受診したほうがいいと話していたそうだ。後日談だが。
本人は苦しんでいるが、検査で異常がない以上、内科医としては策がなく、相当面倒をかけたに違いない。
薬が増えた。
医者としても、ほかに方法がなったのだろう。
メンタル系の効能がある内服薬が新たに追加処方された。
医者と言っても、それぞれ専門分野があり、薬についても処方できるもの出来ないものがあるらしい。
内科医には、精神科医が処方するようなメンタルを改善する薬は、処方できないものもあるそうだ。
そもそも、通院している病院には、精神科も心療内科も無かったので、精神的な処方薬も取り扱いがなかっただのろう。
当時、その医師が、その病院で処方できる薬を調べもらった結果、内服薬が2つ増えることとなった。
藁をもつかむ思いで、出された薬を服用したが、体調は悪化する一方だった。
ズボンのベルトは、穴を1つ増やさなければならない程、体重は減っていった。
・・・つづく。
![]() | ![]() |
- 1
休職期間中の生活 2019-06-07 11:11「希死念慮・自殺願望~死について考える日々」のつづき。 このところの体調不良により、自分の過去を振り返る余裕が無かったのだが、仕事の時間を減らしたことで、体力的には回復傾向にある。 また調子を崩す前...
- 2
希死念慮・自殺願望~死について考える日々2019-06-02 09:00「妻の希望で猫を飼う・・・その理由は?」のつづき。 2013年7月から、休職したことで通勤という苦難からは解消されたが、不眠と食欲不振からは逃れられず、何もできない日々が続いていた。 夏だというのに...
- 3
妻の希望で猫を飼う・・・その理由は?2019-05-28 22:00「2013年8月~ 休職・自宅療養」のつづき。 休職してひと月ほどたったころ、妻が、猫を飼おうと言い出した。 以前から猫好きだった妻が、猫を飼いたがっているのは知っていた。だから、ペット可の家に住ん...
- 4
2013年8月~ 休職・自宅療養2019-05-26 08:38「2013年7月 はじめての心療内科」のつづき。 職場からの指示で、心療内科を受診した。 7月の初旬のことだった。 この日から、週1回のペースで通院することとなった。 初診を含めて、3回目の診察のと...
- 5
2013年7月 はじめての心療内科2019-05-24 06:19「2013年6月~7月 会社から休養を命じられる」のつづき。 これまでの人生で、度々病院にはお世話になったが、心療内科なる病院に行ったのは、生まれて初めての経験だった。 職場から休養を指示されたその...
- 6
2013年6月~7月 会社から休養を命じられる2019-05-22 07:59「2013年2月~5月 理由のない不安感・焦燥感」のつづき 5月も下旬になると、本格的な不眠に悩まされるようになる。 何かが不安、何かをしなければいけない。 そんな気持ちにかられて、1時間ごとに目が...
- 7
2013年2月~5月 理由のない不安感・焦燥感2019-05-20 23:00「2013年1月~2月 食欲不振 不眠 倦怠感」のつづき。 内科で診察をうけ、薬を服用しても、体調が改善する気配はなく、欠勤する日が増えはじめた。 朝目覚めると、決まって胃が痛い。 それでも出勤する...
- 8
2013年1月~2月 食欲不振 不眠 倦怠感2019-05-15 22:00「2013年初め 体調に異変が・・・。」のつづき・・・。 現在の妻(当時はまだ入籍前だが)の姉が、看護師として勤務する病院へ通院することになった。 コネを使って、あらゆる検査の予約を入れた。 胃の痛...
- 9
2013年初め 体調に異変が・・・。2019-05-14 22:00このころ勤めていた職場は、年中無休の小売業。 財務課で資金管理や債権管理を担当していた。 仕事は順調だった。 これといったトラブルもなく、職場の人間関係は良好だった。 最初の異変は、1月の中頃だった...
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントはご自由にどうぞ。(文頭に【公開不可】と記入していただければ、コメントは公開しません)