
「2013年2月~5月 理由のない不安感・焦燥感」のつづき
5月も下旬になると、本格的な不眠に悩まされるようになる。
何かが不安、何かをしなければいけない。
そんな気持ちにかられて、1時間ごとに目が覚める。
時計の秒針の音が気になって眠れない。
眠れたとしても、今度は胃痛で目が覚めてしまう。
眠れないから朝が辛い。
辛いけど出勤しようとする。
電車に乗る。
気分が悪く途中下車。と言っても、自宅の最寄駅から2駅~3駅程度しか進んでいない。職場が果てしなく遠く感じる。
ホームのベンチから動けなくなり、職場に遅刻or欠勤連絡をする。
この後、途中下車を繰り返しながら、どうにか出勤する日もあった。しかし、たとえ出勤したとしても、この状況ではまともに仕事などできるはずもない。
6月の中頃、珍しく定時出勤すると人事に呼ばれた。
会議室で現状を話したが、人事の対応は、休職させることで、すでに決まっていたようだ。
そりゃそうだ。
体調が悪くて、ろくに仕事も出来ないのに、思い体を引きずって出勤しようとする社員など、会社としてリスクの塊でしかない。
通勤途中で事故にでも遭えば、会社としても無関係ではいられない。
人事部の担当者と数分話した後、産業医との面談を指示される。
隣の部屋には、すでに産業医の先生が待機していた。
産業医には、ここ数カ月の勤務状況がすでに報告されていた。
面談開始早々に、心療内科、もしくは精神科を受診するよう言われ、本日以降、診断結果が出るまでの間は出勤停止、受診後に診断書を徴求したうえで、改めて今後の対応を決定しましょう、とのことだった。
その日は、業務の引継ぎもそこそこに退社し、職場から駅へ向かう途中で見かけた診療内科に、初診の予約を入れた。
...つづく。
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